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//戦場の記憶

 かつて、平和利用が目的であったはずのロボットが、道を踏み外したことがあった。
 通称「RobotArmy」、つまりは兵器のことだ。
 2001年、先行者はその年、大地に立った。

 その後、二度にわたるRA紛争(第一次および第二次RA紛争)を駆け抜け、先行者は歴史から姿を消した。
 しかし、私は知っている。
 先行者の戦いは、未だ終わっていない。

―ある訓練生の手記より

//RA紛争の顛末

 2003年、日本国家破綻から派生したアジア経済崩壊。
 窮地に立たされたアジア国籍企業群はRobotArmy、通称RAを開発し、国家に寄生することで生きながらえようとした。
 恐るべき兵器が戦線へと投入され、アジアRA紛争が起こった。

 この不毛な侵略戦争を鎮圧したのは、伝説的存在『中華陸軍機甲部隊』
 そして、彼らの駆るたった数機の最新RA『先行者』。
 戦後締結されたRA条約により、すべてのRA兵器の廃棄及び製造禁止を定め、RAの開発に荷担したプログラマー達は処刑された。

 そして二度と目覚めることがないように、先行者は封印され、RA紛争は完全に終結したかに見えた。
 2013年7月20日、終戦記念日。
 式典に乱入した謎のRAの暴挙が、第二次RA紛争勃発の合図だった。

 再び訪れたRAの脅威に対抗するために、中華陸軍元大尉ワン・フーシンは独自に『中華陸軍機甲部隊』を再結成。
 二度と機動することは無いはずだった『先行者』の封印を解き、この第二次RA紛争を鎮圧させたのである。
 RAに脅かされることの無い平和な世界は、まさに先行者によって築かれたといっても過言ではないだろう。

―月刊誌「歴史展望」より抜粋

//計画開始

 全ては終わりました。
 火薬と燃料の匂いに塗れていた日々はもう無いのです。
 不必要となった先行者は第二次RA紛争後、完全に解体。

 

 世界中から完全にRAは消えました。
 それから数ヶ月、本当に平和な時が流れました。
 紛争なんて無かったと思ってしまうほど、穏やかな日常。

 

 ある日、私は父に呼ばれました。
 父は、あの紛争を収めた機甲部隊を動かした人で、先行者同様伝説的な人です。
 その父の口から結ばれた言葉が、計画の始まりでした。

 

 戦争は、終わっていない。
 この平和も、束の間の休息に過ぎない。
 企業や国家が利権を求める限り、争いは再び起こる、と。
 それに備える為に、先行者の技術を、絶やさないようにする。

   『仮想空間訓練計画ー先行者』
 密かに残されていた先行者の開発情報を結集し、先行者の機動能力をすべて、コンピューター内で擬似的に構築し、仮想戦場を作り上げ、兵を訓練する計画書。
 幸い私は機械の扱いには長けていましたし、私と同様に父に声を掛けられた人々がいました。
 私たちの計画が、その日始まったのです。
 計画は順調に進み、またいつかのような忙しい毎日が戻ってきました。
 父はもしかしたら忘れられないのかもしれません。
 まだ私が子供だった頃の、2001年の初夏。
 先行者に搭乗する為のパイロット候補生達との、火薬と燃料の匂いに塗れていた思い出を。
 そして、私も多分。

―資料.No224 通信補佐要員「王・梨華」のコンピューターに残されていたテキストファイル